地元民が自慢する大谷石

ooyaishi8宇都宮の市街から車を西に走らせて、30分くらい行くと、徐々に岩肌がむき出しの山々が見えてきます。そのあたりに大谷石が古くから掘られていた採石場の跡地や大谷観音があります。
私の友人が生まれ育った場所であり、よく大谷石の話しを聞くことがあるのですが、大谷の人々にとって大谷石は特別なもので、誇らしいものとして語られることが多いです。
まず学校の授業で、地元大谷の歴史を学ぶそうですが、そのほとんどは大谷石の採石の歴史のことであり、大谷石がいかに広くさまざまな用途で使われているかということだそうです。
宇都宮の城の石垣に使われたことや、旧帝国ホテルでも使用されその耐火性や耐震性が、関東大震災で証明されたこと、今でも多くの家々の塀に使われていること、その歴史は古くは平安時代の頃までさかのぼることなどを教わるそうです。

その知人は幼稚園の遠足でも、小学校の遠足でも、大谷石の採石場跡や大谷観音に行ったということで、大人になった今では当たり前すぎて、行く気にもならないといっていましたが、一度だけ私も連れていってもらったことがあります。
すると、事前には「行っても面白くないよ」なんて言っていた友人は、私に自慢するように、その学校で教わった大谷石の歴史について語り始めました。
実際、採石場跡地に入った私も、そのピラミッドの中にでも入ったような神々しさには圧倒され、これを幼少期に見ていたら、やっぱり地元のスポットとして自慢したくなるなと思いました。