タイヤの自然発火

タイヤはマレーシアやインドネシアなどのゴム樹木から樹液を採取してできた天然ゴムと石油製品の混合物でできていて、石油の塊と表現されることもあるのだが、走行中にタイヤ自身から燃え出す確率は0%である。

高速道路などでよくタイヤが燃えている事故現場の模様が放映されているが、あれも自動車のオイルなどの可燃物がタイヤに付着する二次的要因が伴って発火しているのであって、走行中にどんなに高温になろうとタイヤは燃え出すことはない構造になっていることを知っていただきたい。ただ、タイヤの空気圧不足から高温になれば、横部分が余計にたわみ、その無駄なたわみが回転によって何万回も動くことで熱を帯びるので、タイヤが破裂する危険性は大きい。

高速道路のパーキングエリアでは毎年全車両のタイヤ点検が実施されているが、報告によるとタイヤの空気圧不足、さらにそれが長く続いたことによるタイヤ異状が多くみられ、なんと4〜5台に1台がタイヤに問題があるという。まさに1日でわかるタイヤ不良車の展示場のようなものだ。しかし、抜き打ちで検査すればタイヤからの大事故は抑止できるのではないだろうか。

今までの経験から言えば、商用車バンや小中型トラックがかなりの確率でタイヤ不良に陥っていることが予想される。その理由は会社のクルマということで他力本願な社員が多いためである。会社にもタイヤの徹底的な管理が求められる時代であることを認識する必要があるだろう。